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お雛様から考える、暮らしと住まいの変化

皆さん、こんにちは!
3月3日は桃の節句。ひな祭りですね!
お花屋さんでは桃の花が、スーパーにいくとひなあられや和菓子が。ピンク色のアイテムが増え、一気に春らしくなりますね。

日本の伝統行事であるひな祭り。子供をけがや病気から守り将来幸せな家庭を築けるようにという祈りを込めた行事です。
お雛様は春の訪れとともに、家庭に小さな彩りを添える存在です。しかし、近年、お雛様のサイズが以前よりも小さくなってきていることに気づいたことはありませんか?実はこの変化はお家とも関係があるのです。

家の大きな変化

昔の家は、一軒家で広い庭や多くの部屋を備えたお家が一般的でした。しかし、近年の都市部では、土地の価格上昇や人口増加の影響で、住宅の平均サイズが縮小しています。これにより、多くの家族が狭い住宅で暮らすことになりました。都市部では特に、土地が少ないためマンション住まいの人も多いかと思います。

この家の小ささは、生活様式の変化にも関連しています。昔と比べて、多くの人々が外で働く時間が長くなり、家での時間が減少しています。近年では共働き世帯も増え、平日の日中は家に誰もいないご家庭も増えました。そのため、家庭内での活動が限られ、必要なスペースもそれに合わせて小さくなったのです。また、核家族化や単身世帯の増加も、家の小ささを促進する要因となっています。

お雛様の小さな変化

このような家の小ささがもたらした影響の一つが、お雛様の小さな変化です。昔は、大きなお雛様が豪華に飾られ、家族の幸せを願う重要な行事でした。しかし、今ではコンパクトなお雛様が求められる傾向があります。

昔から伝わるお雛様は、その格式や格式を重んじ、豪華絢爛なものでした。
基本の高さは7段飾り。お雛様、三人官女、五人囃子に加え(ここまではお雛様の歌にもでてきますね)、ナイト役や雑用係、嫁入り道具がずらり…と幅は130㎝前後(セミダブル~ダブルベッドの大きさ)高さは130㎝前後(10歳くらいの子供の背の高さ)まである大きなお飾りです。
この大きさのお雛様を置いたとしたら・・・人形がリビングを占領して人間のいる場所なんてなくなりそうですね。

昔ながらの日本家屋ですと、畳での生活、つまり床に座る生活が主流でした。リビングにはちゃぶ台はあってもソファなどがなかったのでより設置する余裕はあったのかと思います。

現代のコンパクトなお家では、収納スペースや飾り場所の制限を考慮しながら、小型のお雛様を選ぶことが多くなりました。
また、生活様式の変化も影響していて、現代の家庭では忙しい日常に追われる中で、大掛かりなお雛様の飾り付けや片付けが難しいと感じる人が増えています。そのため、手軽に飾れる小さなお雛様が人気を集めているのです。

まとめ

お雛様の小さな変化と家の大きな変化。これらの変化は、時代の流れや社会の変化を反映しています。都市部ではスペースの制約がありながらも、伝統行事を大切にしようとする人々が小さなお雛様を飾り、一方でより広い家で快適な生活を送る人々も増えています。

この変化から考えると、我々の生活様式や価値観が変わってきていることが分かります。昔のように豪華絢爛なお雛様や広い家が良いとは限りません。大切なのは、家族や大切な人々と過ごす時間や、心地よい空間を大切にすること。そのために、お雛様や家のサイズはあくまで一つの形であり、大切なのはその中にある幸せな時間や思い出です。

お雛様の小さな変化と家の大きな変化を通じて、私たちの生活や社会の変化を見つめ直し、大切なものに気づくきっかけになりそうです。
弊社でも、女の子のお子さんがいる社員さんに聞いてみたところ、タンスの上に飾れる1段お飾りが圧倒的に多かったです。
ちなみに、今日はちらし寿司とケーキ♪とのこと。
時代の変化があっても、伝統行事を大事にする日本の文化って素敵です。
それでは、みなさんもよい一日をお過ごしください。

Aちゃんの小さいころのお写真を拝借。かわいい~!

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